ヤクシャガーナ(英語表記)Yakshagāna

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤクシャガーナ」の意味・わかりやすい解説

ヤクシャガーナ
Yakshagāna

南インド,カルナータカ州の舞踊劇。もともとクリシュナ神やビシュヌ神にまつわる劇を演じていたが,今日では『ラーマーヤナ』や『マハーバーラタ』からの挿話を演ずることが多い。寺院専属の演者も一部あるが,多くはテントを張って村々を巡業する。マンゴーの葉で飾られた4本の柱をもつ舞台は,ヤシたいまつで照し出される。跳躍や回転を特徴とし,すべて男性が演じ,女方も登場する。頭の飾り物と衣装は,武将のごとく胸あて,肩章,腕輪がつけられ,一枚布から仕立てられたズボンをはく。

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