日本大百科全書(ニッポニカ) 「カラースラボフ」の意味・わかりやすい解説 カラースラボフからーすらぼふГеорги Славов Караславов/Georgi Slavov Karaslavov(1904―1980) ブルガリアの作家。反ファシズム闘争に参加して投獄されたが、1939年以降は雑誌編集長、劇場支配人、作家協会会長を務めた。作品には短編『さんざしの実』(1938)、長編『嫁』(1942)など、農村の問題点や人間の軋轢(あつれき)を扱った小説が多い。少年向きの物語も多く、78年には、『真夜中の騎士』(1978)はじめ学校問題を扱った諸作品に対しP・R・スラベイコフ文学大賞が与えられた。[真木三三子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例