カリバ(読み)かりば

日本歴史地名大系 「カリバ」の解説

カリバ
かりば

漢字表記地名「狩場」のもととなったアイヌ語に由来する地名。「西蝦夷地場所地名等控」にスッキのうちカリバとみえる。享保十二年所附に「かりは沢」とあるほか、カリバや「カルバ山」(西蝦夷地日記)、「カリパ」(蝦夷全図)などと記され、「地名考并里程記」では「此崎に山桜の多くある故、字になすといふ」と説いている。「蝦夷迺天布利」に「雪のきらきらと残りたるはカリバの岳」とあり、板本「西蝦夷日誌」に「カリバ山、本名カリンバウシ岳」、カリバ山の岬をポロカリバというと記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内のカリバの言及

【カリバ・ダム】より

…しかし,両国間に政治的不協和がしだいに高まり,円滑な運営が保たれていない。ダムによって形成されたカリバ湖は長さ約280km,面積約5200km2で,ナイル川のアスワン・ハイ・ダムによるナーセル湖とともに人工湖として世界的な規模をもつ。【戸谷 洋】。…

※「カリバ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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