デジタル大辞泉 「カリンポン」の意味・読み・例文・類語 カリンポン(Kalimpong) インド東部、西ベンガル州の都市。ダージリンの東約40キロメートルに位置する。13世紀頃よりチベット人が居住し、シッキム王国やブータンによる支配ののち、英国統治時代に避暑地として開発された。中国によるチベット侵攻以前は羊毛交易の要衝だった。チベット仏教ニンマ派の僧院が多い。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「カリンポン」の意味・わかりやすい解説 カリンポンかりんぽんKalimpong インド東部、西ベンガル州北部の都市。人口4万2980(2001)。ダージリンの東約40キロメートルのヒマラヤ山麓(さんろく)に位置する。イギリス人によって避暑地として建設され、著名な学校、文化施設に恵まれ、詩人タゴールに愛された町として知られる。中央広場で開かれるネパール、ブータン、インド産の商品の取引は盛況。チベットのラサに通じる羊毛貿易ルートの起点であったが、チベットが中国領になってその道は断たれた。[中山晴美] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例