岩石学辞典 「カルクアルカリ花崗岩」の解説 カルクアルカリ花崗岩 花崗岩でアルカリ長石と斜長石の両方を含み,斜長石の量が目立って多く,黒雲母,白雲母,角閃石,輝石または電気石をもつ岩石[Rosenbusch : 1907].リンドグレンは鉱物容量比で正長石:斜長石≧1:2以上の岩石とした[Lindgren : 1900].イディングスは1892年に化学組成からカルク─アルカリ岩の分類を行い,その後ピーコックはアルカリ─ライム指数(alkali-lime index)が56~61にある岩石とした[Iddings : 1892,Peacock : 1931].カルク─アルカリ花崗岩もおおよそこの考え方にしたがっている. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報