2008年に登録された世界遺産(文化遺産)。スロバキアのカルパチア山地の山間部に、3つの宗派の古い木造キリスト教会が共存している村落がある。ここはラテン系の文化とビザンチン文化の境界にあった地域で、16世紀から18世紀にかけて建設された2つのカトリック教会、3つのプロテスタント教会、3つのギリシア正教(正教会)の教会がある。中央ヨーロッパの小さな村の中に、このように3つの宗派の宗教施設が共存している例はたいへん珍しい。◇英名はWooden Churches of the Slovak part of the Carpathian Mountain Area