現代外国人名録2016 「カルマパ17世」の解説
カルマパ17世
カルマパジュウナナセイ
Karmapa ⅩⅦ
- 職業・肩書
- 宗教指導者 チベット仏教(ラマ教)カギュー派最高位活仏
- 生年月日
- 1985年6月26日
- 出生地
- 中国・青海省
- 本名
- ウゲン・ティンレー・ドルジェ〈Urgyen Trinley Doje〉
- 経歴
- チベットの遊牧民の子供として誕生、のち寺で修業を行う。7歳だった1992年チベット仏教(ラマ教)カギュー派高僧によるカルマパ17世調査隊に見い出され、カルマパ16世の転生霊童(活仏の生まれ変わり)として認定、同年6月チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世に、9月中国政府に認定される。同月カルマパ17世としてラサで即位。’94年9月北京を訪問、江沢民国家主席らと面会。’99年12月末チベット自治区を離れ中国を出国。2000年1月インドのダラムサラに到着し、同地にチベット亡命政府を構えるダライ・ラマ14世と面会、事実上亡命する。2001年2月インド政府は難民としての在留資格を認める。同年4月本格的な宗教活動の開始を表明。チベット仏教ナンバー3の指導者とされ、中国政府、亡命政府の双方が承認した唯一の活仏。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報