法則の辞典 「カルマンの渦列」の解説 カルマンの渦列【Karman's vortex street】 流れに直角におかれた柱状物体の後方に発生する2列の渦は,古くから存在が知られていたが,20世紀のはじめにカルマン(T. von Karman)が流体力学的に解明して後「カルマンの渦」と呼ばれるようになった.二つの列の間隔と,一つの列の中での渦の間隔との比(これを「渦の間隔比」という)が0.281のとき安定となることが理論的に導かれたが,実際の渦列の場合も0.2~0.4の範囲にある. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報