カルリロエ(読み)かるりろえ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カルリロエ」の意味・わかりやすい解説

カルリロエ
かるりろえ
[学] Callirhoe

アオイ科(APG分類:アオイ科)の1属名。北アメリカに9種分布する。花壇用として栽培する種類にケシバナアオイC. involucrata A.Grayがあり、別名フウロアオイ、ボタンフウロともいう。根は直根性で太く、茎は長毛があり細長く、30~60センチメートルになり横にはう。葉は互生し、モミジ状で5~7に深く切れ込み、葉片欠刻がある。花期は7~10月、花は径5センチメートル、紅紫色で基部は白い。フウロソウに似た5弁花が水平に開く。栽培しやすく、繁殖は実生(みしょう)、挿芽、株分けいずれも可能。

[神田敬二 2020年4月17日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む