20世紀西洋人名事典 「カルロスフォルツァ」の解説
カルロ スフォルツァ
Carlo Sforza
1872 - 1952
イタリアの外交官,政治家。
元・外相,元・無任所相,元・立法議会議長。
外務次官を経て、第五次ジョリッティ内閣の外相となる。1919年以降は上院議員となり、ムッソリーニ政権が誕生すると駐仏大使を辞めて反ファシズム運動の指導者となった。ムッソリーニに追われ、海外に亡命し、反ファシズム、反全体主義、ヨーロッパ連邦のための評論活動を展開した。’43年に帰国し、同年共和党党首として連邦内閣の無任所相を務め、その後は立法議会の議長を経て、デ・ガスペリ内閣の外相の任に就いた。北大西洋条約機構加盟に尽くした。任期中に死去している。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報