カロシュティー文字(その他表記)Kharoṣṭhī

山川 世界史小辞典 改訂新版 「カロシュティー文字」の解説

カロシュティー文字(カロシュティーもじ)
Kharoṣṭhī

西北インドから中央アジアにかけてガンダーラ語(中期インド語)を写すのに用いられた文字。その名はサンスクリット語で,驢唇(ろしん)(ロバの唇)を意味するともいわれる。古くは前3世紀のアショーカ王碑文が現存するが,スタインをはじめとする東トルキスタンの考古発掘によって,ニヤおよび楼蘭(ろうらん)から3~4世紀を中心とする木簡(もっかん)資料が出土した。近年ではカラシャフル(焉耆(えんき))などの西域北道からも発見されている。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む