カンタレル油田(読み)カンタレルゆでん(英語表記)Cantarell oil field

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カンタレル油田」の意味・わかりやすい解説

カンタレル油田
カンタレルゆでん
Cantarell oil field

メキシコカンペチェ湾沖合いにある,メキシコ最大の油田。アカル油田,ノホ油田,チャック油田,クツ油田からなる油田群の総称。1976年に漁師によって発見され,国営石油会社ペメックスが開発して 1979年に生産を開始した。原油回収率改善のため,油層窒素を圧入する増進回収法(→3次回収法)が 2000年に採用され,原油生産量は 2003年に日量 210万バーレルに達したが,以後急減し,2009年には日量 77万バーレルまで減少した。

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