カンダリ(読み)かんだり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カンダリ」の意味・わかりやすい解説

カンダリ
かんだり
[学] Collichthys lucidus

硬骨魚綱スズキ目ニベ科に属する海水魚。全長は普通15センチメートル程度で、ニベの仲間ではもっとも小形東シナ海および黄海に分布し、浅海の砂泥底に生息する。汽水域へも進入し、揚子江(ようすこう)では河口より100キロメートル上流まで達するという。体形は、近縁キグチに似てやや長く、側扁(そくへん)する。頭部は側線感覚系が発達して、頭頂部に骨質隆起で区画された粘液腔(こう)を形成する。頭頂部に突出した鳥冠状の骨質隆起は本種の特徴。近縁種のメブトカンダリは、鳥冠状隆起の稜(りょう)線が滑らかな点でカンダリと区別される。かまぼこの原料として利用される。

[谷口順彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

乞巧奠〈公事十二ケ月絵巻〉〘 名詞 〙 陰暦七月七日の行事。乞巧は技工、芸能の上達を願う祭。もと中国の行事であるが、日本でも奈良時代以来、宮中の節会(せちえ)としてとり入れられ、在来の棚機津女(たなば...

乞巧奠の用語解説を読む