普及版 字通 「カン・ぬる」の読み・字形・画数・意味
10画
[字訓] ぬる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は完(かん)。〔説文〕十三下に「とは、(うるし)を以てに(和)し、丸めて(ぬ)るなり」(段注本)とあり、漆と灰とをまぜて、塀などをぬりこめることをいう。また「一に曰く、垣を補ふなり」とはその意である。
[訓義]
1. ぬる、ぬりこめる。
2. 漆と灰をまぜてまるめ、ぬりこむ。
3. まるい、丸と通用する。
4. と通用し、重量をいう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ヒカハラケ 〔字鏡集〕 モヒ・ヤキカハラケ
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報