カンプトテシン

化学辞典 第2版 「カンプトテシン」の解説

カンプトテシン
カンプトテシン
camptothecin

C20H16N2O4(348.36).ニッサ科喜樹Camptotheca acuminataやアカネ科Rubiaceae,キョウチクトウ科Apocynaceaeなどの植物に含まれるアルカロイド.淡黄色の針状晶.分解点264~267 ℃.+31°(クロロホルム).RNAやDNA合成を阻害し,実験動物では強い抗がん性を示す.中国では胃腸がんの臨床に使われていた.また,植物の成長抑制作用や昆虫の化学的不妊性をも示す.毒性が強いので,臨床利用は制限されている.[CAS 7689-03-4]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む