改訂新版 世界大百科事典 「カーイムマカーム」の意味・わかりやすい解説 カーイム・マカームQā'im Maqām生没年:1779-1835 カージャール朝の政治家,文学者。本名ミールザー・アブー・アルカーシムMīrzā Abū al-Qāsim。アゼルバイジャン総督アッバース・ミールザーに仕え,その宮廷で宰相代理(カーイム・マカーム)を務める。後に第3代のシャー,モハンマド・シャーの宰相。近代ペルシア語の散文改革者としても著名であった。饒舌で華美な修飾に流れていた古典の詩文を批判し,簡潔で直截な文章表現をすることを提唱して自ら《書簡集》を著した。執筆者:坂本 勉 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by