百科事典マイペディア 「カード犯罪」の意味・わかりやすい解説 カード犯罪【カードはんざい】 クレジット・カードやプリペイド・カード,キャッシュ・カード,消費者金融カードなどを悪用した犯罪。以前は盗んだカードを不正使用することで手に入れた商品を転売したり,銀行口座から現金を引き出したりするケースが多かったが,最近はカードに記録された磁気データを〈スキーマー〉と呼ばれる装置で読み取って同一の情報を持つカードを複製して悪用する〈スキミング〉が横行している。店頭でカード所有者の目を盗んで情報をスキミングしたり,ロッカーに預けた貴重品からカード情報を入手したりする方法のほか,満員電車の中など人混みでポケットやバッグに非接触型のスキーマーをかざしてカードに触れずにカード情報を盗み出す方法も登場している。カードの利用控えなどから情報を入手してカードを偽造する方法もある。キャッシュ・カードについては1日の利用限度額を引き下げたり,ICカード化などの対応が進んでいる。→関連項目ATM|生体認証|預金者保護法 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by