大学事典 「カーネギーメロン大学」の解説
カーネギーメロン大学[アメリカ]
カーネギーメロンだいがく
ペンシルヴェニア州ピッツバーグにある,コンピュータ科学やロボット工学などの分野で国際的名声を有する私立の研究大学。入学者のSATの平点も高く,研究の上では学際的な学風をもっても知られる。建築学や音楽,デザインなどの芸術学部,経済学,現代語学,歴史学などの人文および社会科学部,数学,物理学,化学などの自然科学部,経営大学院(ビジネス・スクール)も有する。1900年,ピッツバーグ市が場所を提供するという条件で,鉄鋼王アンドリュー・カーネギー,A.による100万ドルの寄付で,全部で四つの工業学校(technical school)と商業学校(trade school)の集団として,カーネギー工業学校(アメリカ)(Carnegie Technical Schools)の名称で誕生,設立当初はピッツバーグおよび近隣の地域の労働者向けの2年および3年コースの学校であった。1912年に4年制課程を設置して,カーネギー工科大学(アメリカ)(Carnegie Institute of Technology)となり,67年メロン家の設立したメロン研究所(アメリカ)(Mellon Institute)と合併してカーネギーメロン大学となった。2016年の在籍学生数は約1万3500。
著者: 赤羽良一
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報