最新 地学事典 「カーボセルナアイト」の解説
カーボセルナアイト
carbocernaite
化学組成(Sr, Ce, Ba)(Ca, Na)(CO3)2の鉱物。直方晶系,空間群Pmc21,格子定数a0.5214nm, b0.6430, c0.7301,単位格子中2分子含む。最近,単射晶系という結晶構造解析も報告されている(空間群Pm,格子定数a0.6344nm, b0.7266, c0.5220, β89.979°)。劈開面{100}・{021}・{010}弱,硬度3,脆弱,比重3.53。無色透明,変質すると白濁・黄・褐色,結晶面でガラス光沢,断口面で脂肪光沢。屈折率α1.569, β1.679, γ1.708, 2V(-)52°, 光分散r>v。ロシアのコラ半島Vuorjrvi山塊で,輝岩とアイヨライトを貫く幅1m以下のドロマイト・方解石脈中に産出し,緑泥石・アンケライトを伴う。1961年に発見,化学組成により命名。
執筆者:吉井 守正・宮脇 律郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

