20世紀西洋人名事典 「カールピアソン」の解説
カール ピアソン
Karl Pearson
1857.3.27 - 1936.4.27
英国の統計学者。
元・ロンドン大学教授。
ロンドン生まれ。
別名Karl Peason。
近代的数理統計学の基礎を築いた。大卒後、1882年ロンドン大幾何学教授、1885年応用数学教授。1901年F.ゴールドン、R.ウェルドン両生物学者の協力により、生物学、心理学における数学的研究法の開発のために学術雑誌「計量生物学」を創刊し、優生学の確立に務めた。標準偏差、重相関などの概念を導入したほか、ピアソン型分布、モーメント法(積率法)といった新しい方法を創案するなど数理統計学上に大きな業績を残した。著書「科学の文法」(1892年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報