日本大百科全書(ニッポニカ) 「ガイテル」の意味・わかりやすい解説
ガイテル
がいてる
Hans Friedrich Geitel
(1855―1923)
ドイツの物理学者。初めハイデルベルク大学に学び、1877~1879年ベルリン大学に学んだ。1880年以降ウォルフェンビッテルの中学校教師となり、1年後に同中学の教師となった大学時代の友人エルスターとともに研究を行い、1884年から1920年の間に二人で約150編の論文をまとめた。共同研究の幅は広く、大気中の電気現象、光電効果、熱電子放出、放射能などで、測定装置と測定方法の開発に力を注いだ。1899年ゲッティンゲン大学より、1915年にはブランズウィック大学より学位を与えられ、1920年には後者の名誉教授となった。
[高山 進]
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