ガジュ族(読み)ガジュぞく(その他表記)Ngaju

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガジュ族」の意味・わかりやすい解説

ガジュ族
ガジュぞく
Ngaju

ボルネオ島南部に住むプロト・マレー系の民族インドネシアカリマンタントゥンガ州を中心に人口約 40万 (1991) を数え,ボルネオ島においてはマレーシア,サラワク州のイバン族と並ぶ最大の先住民族。山間部では陸稲を栽培し,平野部では水稲耕作を行う。世界観には双分的なものが認められ (→象徴的二元論 ) ,死者儀礼ではティワーと呼ばれる盛大な2次埋葬儀礼を行うことで知られる。近年イスラム教キリスト教への改宗が進んでおり,イスラム教に改宗したガジュは,海岸部のマレー人の生活様式を採用する (→バンジャル族 ) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 二元論

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む