ガスタイン協定(読み)ガスタインきょうてい(その他表記)Convention of Gastein

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガスタイン協定」の意味・わかりやすい解説

ガスタイン協定
ガスタインきょうてい
Convention of Gastein

ドイツ=デンマーク戦争後,1865年8月 14日に締結されたプロシアオーストリア間の協定。この協定により,シュレースウィヒ公国はプロシアに,ホルシュタイン公国はオーストリアにその管理がゆだねられたが,両公国の領有権両国共同でもっており,1年後にプロシア=オーストリア戦争勃発の原因となった。

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世界大百科事典(旧版)内のガスタイン協定の言及

【シュレスウィヒ・ホルシュタイン】より

…戦争は10月のウィーン講和条約で終わり,デンマークは両公国をプロイセンとオーストリアに割譲した。以後両公国はプロイセン,オーストリア両国の共同管理下に置かれ,なお65年8月のガスタイン協定で,シュレスウィヒはプロイセンの,ホルシュタインはオーストリアの行政下に入れられたが,この状態は1年と続かず,66年の普墺戦争の結果両公国ともにプロイセンに併合されて,その地方州シュレスウィヒ・ホルシュタインとなった。スリースウィー問題
[民族問題]
 プロイセン領となったシュレスウィヒ・ホルシュタインにおいては,今度はシュレスウィヒに多く居住するデンマーク人がドイツ内の少数民族として抵抗を強めた。…

※「ガスタイン協定」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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