20世紀西洋人名事典 「ガストンルルー」の解説
ガストン ルルー
Gaston Leroux
1868 - 1927
フランスの小説家,ジャーナリスト。
パリ生まれ。
犯罪記者、戦争特派記者として世界各国を駆け回る波瀾の経歴の後、その経験を生かして多くの大衆小説を発表。スリラー物語「オペラ座の怪人」(1910年)は有名となり、映画化もされている。「黄色い部屋の秘密」(’07年)は古典的傑作の一つとして、探偵小説史上名高い。その他に「ビッグ・ボウの殺人」(1892年)、「黒婦人の香り」(1909年)、「殺人機械」(’23年)などがあり、他に劇作もしている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報