飲み物がわかる辞典 「ガリアーノ」の解説
ガリアーノ【Galliano(イタリア)】
イタリアのD.R.L.社(Distillerie Riunite di Liquori S.p.A.)が製造するリキュールの商標名。バニラ、アニス、ジュニパーベリーなどの香草類をそれぞれスピリッツに浸漬後、圧搾、蒸留などにより香味成分を浸出させたものをブレンドして数ヵ月熟成させ、加糖して製する。鮮やかな黄金色で、バニラの香りが特徴。カクテルにも用いる。通常、アルコール度数は30~35度だが、42.3度のものもある。◇1897年、イタリア中部のトスカーナ州リボルノ市でアルトゥーロ・バッカリが考案。19世紀末の名将ジュゼッペ・ガリアーノにちなんで名付けた。第二次世界大戦後、ガリアーノの製造権は、バッカリ家からD.R.L.社に移っている。