本来、欧米ではアルコール(酒精)、あるいはウイスキー、ブランデー、ジン、ラム、ウォツカなどアルコール分の強い蒸留酒の総称。わが国の酒税法では、焼酎(しょうちゅう)やウイスキー類(ウイスキーおよびブランデー)を除いた蒸留酒で、エキス分が二度未満のものをいう(エキス分二度以上の甘口のものはリキュール類として区分)。代表的なものとしてラム、ウォツカ、ジンがこれに属する。ラムはサトウキビの糖蜜(とうみつ)を原料として、発酵、蒸留してつくる。特有の甘い香りと味がある。ウォツカはオオムギなどのデンプン質を糖化、発酵させ、連続式蒸留機(パテントスチル)で蒸留したアルコールを白樺(しらかば)炭の層を通して精製したもので、無臭で甘い味が特色。ジンは穀類を原料とし、ジュニパーベリー(ネズの実)を加えて蒸留した酒で特有の香りをもつ。このほかにメキシコ原産のテキーラやスカンジナビア諸国のアクアビットがある。
[秋山裕一]
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