知恵蔵 「ガンマ線バースター」の解説 ガンマ線バースター 瞬時に膨大なエネルギーのガンマ線を放射する天体。1967年に米国の核実験監視用軍事衛星ベラによって偶然発見された。その後X線・ガンマ線衛星による観測で1年間当たり約1000回ものガンマ線バーストが全天で発生していることが分かった。バーストのエネルギーは超新星の1000倍以上もあり、宇宙で発生している最も高エネルギーの現象。原因は分かっておらず、超新星爆発に起因する可能性や、中性子星同士の合体など、諸説がある。 (谷口義明 愛媛大学宇宙進化研究センターセンター長 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by