ガー(読み)がー

知恵蔵mini 「ガー」の解説

ガー

北米中米淡水を生息域とするガー科に属する熱帯性の肉食魚類のこと。原始的な硬骨(こうこつ)魚類の特徴をもち、肺呼吸ができて低水温にも適応する。世界最大の淡水魚アリゲーターガー(最大体長3メートル・体重100キロ)やスポッテッドガーなど7種類がおり、大型のものがほとんどで、細長い体と突出した口先、鋭い歯をもつ。特にアリゲーターガーは1990年代から観賞用として人気を集めたが、その頃より日本でも野生化したとみられる個体多摩川利根川琵琶湖など各地で見つかっている。2016年1月には、環境省がガーを特定外来生物に指定し、輸入・飼育を禁止する方針を固めたことが報道された。

(2016-2-1)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android