キイロスズメ(読み)きいろすずめ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キイロスズメ」の意味・わかりやすい解説

キイロスズメ
きいろすずめ / 黄色天蛾
[学] Theretra nessus

昆虫綱鱗翅(りんし)目スズメガ科に属するガ。はねの開張100ミリメートルに達する大形種。前翅翅頂は鋭くとがり、前縁に沿って帯状に緑色をなし、それより下方は明るい黄褐色、3~4本の細い線が翅頂部から翅底部に走る。後翅黒色、外縁部に黄褐色帯がある。北海道を除く、日本全土、東南アジアからニューギニアまで分布は広い。平野部で多産し、よく灯火に飛来する。幼虫は体長90ミリメートル内外、尾角は長さ10ミリメートルぐらい。ヤマノイモ、ナガイモ、ツクネイモ、オニドコロなどヤマノイモ科に寄生するので、畑地でよくみられる。年2回の発生で、蛹(さなぎ)で越冬する。

[井上 寛]

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小学館の図鑑NEO[新版]昆虫 「キイロスズメ」の解説

キイロスズメ
学名:Theretra nessus

種名 / キイロスズメ
目名科名 / チョウ目|スズメガ科
解説 / さなぎで越冬します。
体の大きさ / (前ばねの長さ)42~50mm
分布 / 本州~南西諸島
成虫出現期 / 5~10月に2回発生
幼虫の食べ物 / ヤマノイモ、ツクネイモなど

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キイロスズメ」の意味・わかりやすい解説

キイロスズメ

「スズメガ」のページをご覧ください。

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