普及版 字通 「キ・ものおきだい・その」の読み・字形・画数・意味
3画
[字訓] ものおきだい・その
[説文解字]
[金文]
[字形] 象形
ものをおく台の形。几とはまた異なる。〔説文〕五上に「下基なり。物をむるのなり。象形」という。金文に代名詞の其の字に用いることがあり、〔牧〕に「敢て(そ)の不中不刑を尹(ただ)さざること毋(なか)れ」のように用いる。〔古文尚書〕や〔墨子〕〔穆天子伝〕に其に代えてを用い、〔三体石経〕の〔書、君〕に基をに作る。字はまた斉器の〔子禾子釜〕にに作り、台上にもののある形である。
[訓義]
1. だい、ものおきだい。
2. その。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕其 、上古の文 〔字鏡集〕 モト
[部首]
〔説文〕に・典・・・(巽)・の六字を属する。の他はみな台基の象。典は書冊を几上におく形。・は舞台の上で二人そろって舞う形。〔玉〕になお其の字を加える。上に箕をおく形である。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報