普及版 字通 「キョウ・かたい」の読み・字形・画数・意味
15画
[字訓] かたい
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は(きょう)。は呪具としての工を両手で掲げて祈る形。金文では〔毛公鼎〕「丕(おほ)いに先王の配命を(かた)くせり」「永く先王に(おそ)れあらしめん」のように、固と恐懼の意に用いる。はその両義を含む字であった。〔説文〕三下に「(なめしがは)を以て束ぬるなり」とあり、とは皮を以てかたく束ねる意であるとする。
[訓義]
1. かたい、かたい皮。
2. つかねる、かたくつかねる。
3. 恐に通じ、おそれる。
4. に通じ、あぶる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 カタム・カタシ
[語系]
声の諸字のうち、・khiongは同声。固・緊束の意がある。
[熟語]
▶・固▶・膜▶
[下接語]
闕・虔
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報