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毛公鼎 もうこうていMao-gong-ding

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

毛公鼎
もうこうてい
Mao-gong-ding

中国古銅器中最も長文の銘をもつ。陝西省岐山県で 1850年頃出土したといわれる。高さ 53.8cm,口径 47.9cmで,胴部に重環文帯がある。銘文は 32行 497字から成り,王が毛公あんに治世の心得を説いたもので,その内容,器形から西周末のものと考えられているが,銘文を偽作とする説もある。

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百科事典マイペディアの解説

毛公鼎【もうこうてい】

中国古銅器のうち最も長い銘文を持つ(てい)。西周()代の作と推定される。重環文の帯を口辺に巡らした3足の円鼎で,高さ53cm,口径48cm。32行497字の銘文は周王が毛公という臣に与えた策命を内容とし,文体は《尚書》(《書経》)の五誥(ごこう)に似て典雅で難解。

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世界大百科事典 第2版の解説

もうこうてい【毛公鼎 Máo gōng dǐng】

中国,清の道光年間(1821‐50)の末に,陝西省岐山県で発見されたとされるで,最も長文の銘文をもつものとして有名である。現在は台北故宮博物院に蔵される。発見されてからしばしば見失われたこともあって,古くから偽作説がある。通耳高で53.8cm,口径が47.9cmある大型の鼎で,器腹は半球形をなし,文様は口縁近くに瓦文帯が一重めぐるだけの簡素なもので,足は獣足である。形は一代金文を勒(ろく)するにふさわしい力感にあふれるものである。

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世界大百科事典内の毛公鼎の言及

【殷周美術】より

…文様も夔文,鳥文が消え,饕餮文は器の一部装飾に残るだけで,虺竜文(きりゆうもん),窃曲文(せつきよくもん),鱗文などの簡単な帯状文様が盛行し,地文もすっかりなくなった。497字もの長文の策命書をもつ西周後期の毛公鼎も文様は環文をもった鱗文帯のみで脚は獣脚となり,造りは粗放になっている。 一方,礼制の完備につれて宗法等級関係が厳重に規定され,とりわけ鼎が重んじられてその数によって王侯,卿大夫,士の身分区別が厳格に施行された。…

※「毛公鼎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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