キーダイヤグラム

最新 地学事典 「キーダイヤグラム」の解説

キーダイヤグラム

key diagram

地下水や温泉水に含まれる主要溶存イオンをNa+K, Ca+Mg, Cl+SO4, HCO3+CO3の四つのグループに分け,陽イオン・陰イオンそれぞれのミリグラム当量の総和が100%となるように,菱形グラフ上に作成したダイヤグラム。これに,Na+K, Ca, MgとCl, SO4, HCO3+CO3の二つの三角ダイヤグラムを合わせたのがトリリニアダイヤグラムである。下図に示すように,Ⅰの領域は重炭酸カルシウム(マグネシウム)型(carbonate hardness type)で,普通の地下水は大半がこの型を示す。Ⅱの領域は重炭酸ナトリウム型(carbonate alkali type)で,停滞的環境の地下水がよくこの型を示す。Ⅲの領域は非炭酸カルシウム(マグネシウム)型(noncarbonate hardness type)で,温泉水・化石水などにみられる。Ⅳの領域は非炭酸ナトリウム型(noncarbonate alkali type)で,海水および海水に汚染された地下水がこの型を示す。Vは中間型(intermediate type)で,河川水などはこの型に入るものが多い。この表示法は量的組成がわからないのが欠点で,濃度和に比例して円の大きさで表示する円図法や,矢印の長さで各成分量を表示するベクトル法をキーダイヤグラム上に併用することも行われる。参考文献:A.M.Piper et al.(1953) Water-supply Pap. US Geol. Surv., No.1:136

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参照項目:ヘキサダイヤグラム
参照項目:水質組成図

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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