20世紀日本人名事典 の解説
キーナン ジョセフ・ベリー
Keenan Joseph Berry
07の法律家 極東国際軍事裁判(東京裁判)主席検事。
- 国籍
- アメリカ
- 生年
- 1888年1月11日
- 没年
- 1954年12月8日
- 出生地
- ロードアイランド州ポータケット
- 学歴〔年〕
- ブラウン大学卒,ハーバード大学〔’13年〕卒
- 経歴
- 1913年オハイオ州クリーブランドで弁護士開業。’19年オハイオ州検事総長の犯罪捜査特別補佐官、’33年7月連邦検事総長特別補佐官となり、同年10月司法省刑事部つき検事総長補佐官。’36〜39年にかけて検事総長補をつとめ、リンドバーグ法(州外誘拐者処罰法)の起草やギャング対策に辣腕をふるった。’39年以降はワシントンで弁護士をしていたが、’45年12月トルーマン大統領から特に任命されて極東国際軍事裁判(東京裁判)の首席検事となり、来日。精力的な起訴活動を行う一方、占領政策の円滑化という観点から天皇免責を主張し、決定させた。裁判終了後、’48〜49年には国連パレスチナ委員会の米国代表も務める。著書に「国際法に対する犯罪」(’50年 共著)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報