ギリシアの復活祭(読み)ギリシアのふっかつさい

世界の祭り・イベントガイド 「ギリシアの復活祭」の解説

ギリシアのふっかつさい【ギリシアの復活祭】

バルカン半島の最南端に位置するギリシアで開催される、復活祭の行事。深夜0時から始まるミサのために、前日の夜は人々が美しいろうそくを持って家を出る。そして、聖地エルサレムから運ばれた教会聖火を、そのろうそくに点火して、自宅まで持ち帰る習わしがある。復活祭の祝日は家族や親戚が一堂に会し、羊の丸焼きを食べる。◇復活祭はキリスト教の最も重要な祭典で、最後の晩餐の後、ゴルゴタの丘で十字架にかけられて亡くなったキリストが3日目によみがえったことを祝う日である。世界中で記念行事が開催される。復活祭は「春分の日の後の満月の次の日曜日」と定められているため、祝日はいつとは決まっていないが、3~4月に開催される。復活祭は英語では「イースター」(Easter)と呼ばれる。

出典 講談社世界の祭り・イベントガイドについて 情報

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