ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ギレアデ」の意味・わかりやすい解説 ギレアデGilead パレスチナのヨルダン川東の古代地域名。その北辺は,ヤルムク川,南西方向にはモアブの平原,東側には砂漠がある。旧約聖書ではヤコブとラバンの物語に出る (創世記 31・21~22) 。前 12世紀頃にイスラエル人が侵入し,アンモン人と戦いながら,ルベン,ガテ,マナセなどの部族が住みついた。前 733年頃アッシリア王ティグラト=ピレゼル3世がこの地方を占領。ここはまた預言者エリヤの故郷でもあった。またギレアデの香膏 (こうこう) は古来有名であった (創世記 37・25,エレミヤ書8・22) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by