クアルン文化(読み)クアルンぶんか(その他表記)Quarun culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クアルン文化」の意味・わかりやすい解説

クアルン文化
クアルンぶんか
Quarun culture

カールーン文化ともいう。エジプトファイユーム遺跡を標式遺跡とする新石器文化。従来ファイユームB文化とされていたもので,ファイユームA文化 (→ファイユーム文化 ) よりも新しいものとされていたが,クアルン文化がより古いと確認された。ナイル川沿いにも分布を広げており,ナイル川筋で確認できる最古の確立した農耕文化と考えられる。年代は前6千年紀であり,東サハラにより古く確立した農耕文化の伝統を受けているとされる。他方,A文化は西アジア起源の要素が強い。ナイルの農耕の起源は複雑である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む