くぐもる

大辞林 第三版の解説

くぐもる

( 動五[四] )
〔古くは「くくもる」〕
声などがこもる。 「 - ・った声」
口ごもる。 「涙先だちて、まうさん事も-・りぬ/読本・弓張月
中に包まれる。 「武庫の浦の入江の渚鳥すどり-・る/万葉集 3578

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デジタル大辞泉の解説

くぐも・る

[動ラ五(四)]《古くは「くくもる」》
声などが、中にこもる。はっきりしない。
「音曲の音が―・るように聞こえて来たり」〈有島或る女
口ごもる。
「とがむべき口も―・り」〈色道大鏡・一四〉

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精選版 日本国語大辞典の解説

くぐも・る

〘自ラ四〙 (古くは「くくもる」)
① 内にこもってはっきりしない、また、渾沌(こんとん)とした状態になる。
※書紀(720)神代上(兼方本訓)「渾沌(まろかれたること)(とり)の子(こ)の如(こと)く、溟涬(ククモリ)て牙(きさし)を含(ふふ)めり」
※或る女(1919)〈有島武郎〉後「音曲の音がくぐもるやうに聞えて来たり」
② よく言えない状態になる。口ごもる。
※評判記・色道大鏡(1678)一四「とがむべき口も(ククモ)り、とらゆべき手もたゆくぞありける」

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