2004年に登録された世界遺産(文化遺産)。クタマクはトーゴ北東部、カーラ州にある地域で、先住民のバタマリバ人が現在も伝統的集落で暮らし、農業や林業を営んでいる。タキヤンタと呼ばれる家屋は泥で作られた筒状の建築物で、整然と並んでいる景観が美しい。家屋は複数階建てで、入り口は人間の「口」、窓は「目」を表しており、宗教観を反映していると考えられる。独自の生活様式など文化的景観を保ち続けていたことが評価され、世界遺産に登録された。◇英名はKoutammakou, the Land of the Batammariba