クツ・たちまち・にわかに

普及版 字通 の解説


12画

(異体字)
16画

[字音] クツ
[字訓] たちまち・にわかに

[説文解字]

[字形] 会意
炎+欠。〔説文八下に「吹きるなり」とし、炎(えん)声とするが、「讀みて忽(こつ)の(ごと)くす」とある声と合わない。字はまたに作る。火を吹き、風を送って、火勢のたちまち起こることをいう。

[訓義]
1. 火を吹き起こす、火勢がにわかに起こる。
2. たちまち、にわかに。
3. うごく、あがる。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ニハカ・イク・タチマチ 〔立〕 タチマチ・タケシ

[語系]
xiut、忽xutは声義近く、〔説文〕はを忽の音でよむ。〔一切経音義〕に引く〔倉頡〕に、を「卒(には)かにるなり」とし、多く副詞に用いる。

[熟語]

[下接語]
・翕・歇

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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