くにのあゆみ

山川 日本史小辞典 改訂新版 「くにのあゆみ」の解説

くにのあゆみ

第2次大戦後,文部省によって編纂された国民学校用日本史教科書。上下2冊。1946年(昭和21)春,文部省作成の歴史教科書の原稿には記紀神話が残っているとしてGHQが承認せず,全面的な編集やり直しの結果,省外の日本史研究者の執筆により9月に公刊。最後の国定歴史教科書。考古学的記述や庶民生活の登場など新しい歴史教科書の先駆けとなるが,進歩的学者教師から批判をうけた。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

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