日本大百科全書(ニッポニカ) 「クヌシェビツキー」の意味・わかりやすい解説 クヌシェビツキーくぬしぇびつきーСвятослав Кнушевицкий/Svyatoslav Knushevitskiy(1908―1963) ソ連のチェロ奏者。ペトロフスク生まれ。モスクワ音楽院を卒業した1929年、ボリショイ劇場管弦楽団の首席奏者となる。41年バイオリンのD・オイストラフ、ピアノのオボーリンと三重奏団を結成。室内楽ならびに独奏活動が多忙になったため、43年管弦楽団を辞任。第二次世界大戦後は西欧にも楽旅、朗々たる音を駆使して風格のある音楽を聴かせた。50年モスクワ音楽院教授となり、後進の指導にも力量を発揮した。[岩井宏之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例