クミク語(読み)クミクご(英語表記)Kumyk language

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クミク語」の意味・わかりやすい解説

クミク語
クミクご
Kumyk language

クムク語ともいう。ロシア,カフカス地方のダゲスタン共和国中心に約 22万~23万人が話している言語カラチャイ語バルカル語などとともにチュルク諸語の北西方言 (キプチャク方言) に属する。北西カフカスの人々の間で長い間リングア・フランカとして用いられた。 1929年までアラビア文字,その後ローマ字,38年以後ロシア文字を用いて書かれ,ダゲスタン共和国で用いられる文字言語の一つである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android