ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説
クラウジウス=モソッティの関係式
クラウジウス=モソッティのかんけいしき
Clausius-Mossotti's relation
ε0 は真空の誘電率である。誘電率の測定から分子の電気的性質を示す分子分極率がわかる。永久双極子をもつ有極性誘電体では α の代りに α+p2/3kT を用いる。これはデバイの式と呼ばれて分子の双極子モーメントを求めるのにしばしば用いられる。 p は分子のもつ双極子モーメント,k はボルツマン定数,T は絶対温度である。これらの関係式は,分子に働く電場が外部からかけた電場だけでなく,電気分極による局所的な電場も含めて,分子が実際に感じる電場を考慮して求められる。
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