クリアムリア諸島(読み)クリアムリアしょとう(その他表記)Khūryān Mūryān Islands

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリアムリア諸島」の意味・わかりやすい解説

クリアムリア諸島
クリアムリアしょとう
Khūryān Mūryān Islands

アラビア半島の南東部,オマーンの南東海岸から 40km沖合いのアラビア海諸島。オマーン領の岩石の5つの小島から成り,最大のカルザウィート島だけに人が居住している。大部分漁民である。元の島の住民は 1818年,海賊侵攻を受けて島を去り,その後本土のアラブ人の手に落ち,のちオマーンのスルタンの勢力下におかれた。オマーンのスルタンは,54年にイギリスに譲渡したが,1967年に再びオマーンに返還された。面積 73km2

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「クリアムリア諸島」の意味・わかりやすい解説

クリア・ムリア諸島
くりあむりあしょとう
Kuria Muria Islands

アラビア半島の南岸東部、クリア・ムリア湾に浮かぶ諸島。アラビア語ではジャザイル・フリヤ・ムリヤJazā'ir Khuriyā Muriyāという。花崗(かこう)岩からなる五つの島からなるが、主島のハラニヤ島以外は無人である。1854年以来イギリスによって領有されていたが、1967年イギリスのアデン地域からの撤退とともにオマーンに譲られた。

[末尾至行]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android