クルンダステップ(その他表記)Kulundinskaya step'

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クルンダステップ」の意味・わかりやすい解説

クルンダステップ
Kulundinskaya step'

ロシア中部,西シベリア低地の南縁部に広がる草原大部分はロシア領内にあるが,西部カザフスタン領に入る。オビ川上流部とイルトゥイシ川上流部にはさまれ,北はバラビンスクステップに続く。標高南部で 100~120m,東部で 200~250m。クルンダ湖をはじめとする塩湖が多く,グラウバー塩食塩の生産が盛ん。また近年開拓が進み,コムギ,トウモロコシなどが栽培される。主要都市はスラブゴロドとカザフスタンのパブロダール

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世界大百科事典(旧版)内のクルンダステップの言及

【シベリア】より

…肥沃な黒土が農業を促進させ,繰り返し干ばつに見舞われる危険もあるが,ソ連政府は1950年代の中ごろそこで耕地拡大の一大プログラムを展開した。イシム・ステップIshimskaya step’,バラビンスク・ステップ,クルンダ・ステップKulundinskaya step’,アルタイ・ステップなどが主要な農耕地帯となっている。 この西シベリア低地は,モンゴルとの国境に近いアルタイ山脈まで続いている。…

※「クルンダステップ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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