クレーベ公国(読み)クレーベこうこく(その他表記)Herzogtum Kleve(Cleve)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クレーベ公国」の意味・わかりやすい解説

クレーベ公国
クレーベこうこく
Herzogtum Kleve(Cleve)

ライン川下流域,オランダの南に隣接するドイツの小領邦。古くは伯領で 1417年公国に昇格したこの領域は,1398年以来その東方ライン川右岸にあるマルク伯領と連合し,1511年には婚姻関係を通じてユーリヒ=ベルク公国をも合併した。 1609年に同公家が断絶したのに伴い,ブランデンブルクファルツ=ノイブルクとの間に継承戦争が起ったが,14年のクサンテン条約で,カルバン主義の領域であったクレーベマルクはブランデンブルクの領土となった。このクレーベ=マルクの地は,のちにプロシア王国中核となったエルベ川以東のブランデンブルク,プロシア諸州がグーツヘルシャフトの発展した後進地域であるのに比し,都市が発達し,政治的にも貴族は無力で,市民を中心とする州議会がプロシア絶対王政のもとでも存続した。

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