クロロメチル化(読み)クロロメチルカ

化学辞典 第2版 「クロロメチル化」の解説

クロロメチル化
クロロメチルカ
chloromethylation

芳香族化合物に無水塩化亜鉛の存在下でホルムアルデヒドまたはその誘導体と塩化水素とを作用させ,クロロメチル基ClCH2-を導入する反応.

C6H6 + CH2O + HCl → C6H5CH2Cl + H2O

フリーデル-クラフツ反応に類似した求電子反応で,トルエンフェノールなどではパラ位に置換が起こる.脂肪族炭化水素とは反応しないが,アルコールヒドロキシ基とはO-クロロメチル化が起こり,クロロメチルエーテルを生じることがある.クロロメチル基の塩素は容易にほかの基で置換できるため,合成化学上重要な反応である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む