普及版 字通 「クン・よう」の読み・字形・画数・意味
21画
[字訓] よう
[説文解字]
[字形] 形声
声符は熏(くん)。熏は東((ふくろ)の象形)の中のものを熏蒸する形で、その方法でうす赤の色料がえられる。〔説文〕十四下に「ふなり」とあり、〔詩、大雅、鳧〕「尸(こうし)來(ここ)に燕することたり」の句を引く。いま詩に「熏熏」に作る。〔段注〕に「酒氣の熏するを謂ふ」とあり、酔って顔にあらわれる意。〔正字通〕に「なり」とする。
[訓義]
1. よう、ほろよい。
2. におう、酒くさい。
3. 熏と通じ、熏染するをいう。そまる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 サカクサシ 〔字鏡集〕 ヱフ・ヨフ・ヨロコブ・サカクサシ
[熟語]
▶・▶・然▶・臉▶
[下接語]
一・酒・初・小・半・微・余
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報