ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クーペルス」の意味・わかりやすい解説
クーペルス
Couperus, Louis Marie Anne
[没]1923.7.16. ヘルデルラント,デステーフ
オランダの小説家。 1873年両親に伴われてバタビア (現ジャカルタ) へ渡り,78年ハーグに帰った。初め詩を発表していたが認められず,89年ハーグの上流社会の生活を描いた小説『エリーネ・フェーレ』 Eline Vereで名声を確立した。その後は繊細な心理描写で宿命論的な思想を示す多くの作品を発表。また,外国を旅行して,多くの印象記を書いた。主著『運命』 Noodlot (1890) ,『静かな力』 De stille kracht (1900) ,『小さな魂』 De Boeken der kleine zielen (01~03) ,『光の山』 De Berg van licht (05) ,『古い人たちのこと』 Van oude menschen,de dingen die voorbijgaan (06) ,『七番目のチェス盤』 Het zevende schaakbord (23) 。
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